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鳩山政権は迷走しても米国頼みで反発

なぜ多勢の民主党政権が、無勢の亀ちゃんや瑞穂ちゃんに振り回されるのか判りません。そんなに参議院での絶対多数が大事なのでしょうか。

2009年度の第2次補正予算では、政府が7兆1000億円程度の原案をまとめたものの、国民新党代表の亀井静香郵政・金融担当相が8兆円への上積みを要求して、決着が先送りとなり、6日のフジテレビ番組では、「社民党の福島瑞穂党首や私がダメだと言えば実現できない」と発言し、鳩山首相に「あなたは政治資金の問題で(内閣が)倒れることは絶対ない。しかし、経済を今の状況で放置しておくと大変な事態に立ち至るよ」と警告したとも。

社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相も、米軍普天間飛行場の移転問題で、辺野古移転で決着した場合には、「社民党としても、私としても、重大な決意をしなければならない」と述べ、連立政権からの離脱も辞さないと脅かされる始末。

岡田外相からは、普天間問題の越年を固めた鳩山首相に米側から厳しい反応が相次いでいるとの報告を受け、日米同盟関係維持のために、この問題の早期決着を促されましたが反応できません。

鳩山首相の年内決着に向けた方針が二転三転するなどで、米国は不信感を強めているとの報道もありますが、もっともな話です。

日本経済新聞の12月4日の「春秋」欄では、「ちゃぶ台返し」を例に出して、ガソリン税などの暫定税率廃止と同時に環境税を設けようと話が進み始めていたのに、不意にひっくり返したり、普天間問題でも社民党の福島さんが連立離脱をほのめかしたりして収拾がつかず、年内決着断念だという迷走ぶりを皮肉っています。

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さて、相変わらずの政治の迷走にもかかわらず、4日に発表された11月の米雇用統計で、雇用者数の減少幅が1万1000人と小幅にとどまったことから、NY市場でドルの買い戻しが進み、結果として今日の株式市場も上昇となりました。

7日の日経平均は145円高、値上がり1,038銘柄、値下がり499銘柄と、6日続伸。先週の900円もの急騰の後で、これだけ上げれば大したものですが、これも米雇用統計に反応した為替相場の賜物。

が、円相場は、想定為替レートを90円台に設定している企業が多く、ドルを売る動きも活発で、再び89円台をうかがう動きとなっています。基調は依然として円高との見方が多いようで、企業にとっては、想定レートが90円であれば相場を確定する絶好のチャンスとなりまた。乱高下の続く中で、企業の為替担当者も大変だと思います。

まだまだ先ですが、電気自動車を本格的に大量生産する日産自動車(7201)が約4ヶ月ぶりに年初来高値を更新。コマツ(6301)も約1ヶ月ぶりに高値更新。政府保証7,000億円の日本航空(9205)が高く、全日本空輸(9202)も続伸。ファナック(6954)、TDK(6762)も上昇。反面、金価格の急落で住友金属鉱山(5713)が安い。

さて、明日の空売りは、
8393 宮崎銀行
8571 NISグループ

NISグループ は、売り禁です。

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