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大地震被害は国力に対してあまりにも大き過ぎる

衝撃的な大規模地震とその後の想定を絶する津波で,広範囲に及んだ被害は,残る国力で救済するにはあまりにも規模が大きすぎる。

加えて,マグニチュード7クラスも予想される余震は広範囲で続き,福島第1原子力発電所のメルトダウンの危険も迫る。原子炉のメルトダウンを防ぐ処方箋はどこにもなく,海水注入等の対症療法の終わりのない苦闘が続く。

関東圏の被害は比較的軽微でも,自動車産業を例にするまでもなく,部品工場がひとつでも止まれば操業はできず,輪をかけて,ガソリンをはじめとした石油製品不足,電力の大幅な供給抑制,高速道路の深刻な損傷による物流の混乱などで,地震を発端として,経済の大幅かつ急激な収縮が進み,物不足で生産できない部分も含め,設備や人員の過剰,販売機会の喪失は,確実に企業の体力を蝕む。

経済の復興には大規模な復興予算が必要であるが,財政赤字に苦しむ,少子高齢化の日本で,果たして負担が可能なのか。

東京市場は一気に暴落したが,まだ底値とは思えず,底値に達した後も当分は浮上できまい。唯一の救世主は急激な円安であるが,その円安も円資金確保のためのドル売り,円買いで,とりあえずは円高に動くという皮肉である。

亡くなられた方,罹災されて方はお気の毒であるが,避難されている方の数も多過ぎる。余震が収まっても,地盤が沈降し,建物の跡形もなくなった土地での早期の再建は難しく,各地の負担は大きいが全国への分散収容を早く考えないと,今度は避難民が破綻する。被災地の避難施設でおにぎりとペットボトルで,毛布に包まっているだけでは長い日数は耐えられないし,支援者も到底支援しきれない。

疲労困憊しながらも必死に対策を進める管首相,枝野官房長官ほか,民主党政府に託された使命はあまりにも重い。

企業業績の大幅悪化を織り込めば、日経平均の下値は9,000円、メルトダウンによる未曾有の被害があれば、未知の領域であり、8,000円あるいはそれ以下か。

大地震の影響もあり、しばらく更新は休みます。

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